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出てこい次世代!「札幌ADCコンペティション&アワード2010」をふりかえる!vol.6
道内から出品されたクリエイティブ作品を一堂に会し、「優れたアートディレクション」を審査の基準に作品を選出し、各賞を贈る「札幌ADCコンペティション&アワード」。10回目となる今年は、猛暑のなごりが感じられる9月18日(土)と19日(日)に開催。グランプリ・準クランプリは鎌田順也さん、新人賞は若岡伸也さんが獲得しました。2日にわたる公開審査のようすをレポートします。
vol.6
9/19 sun.
午後からは2次審査に突入。それぞれの審査員がノミネート作品から上位5作品を選び、投票用紙に1〜5位の順で作品番号を記入。1位に5ポイント、2位に4ポイント…5位に1ポイントが与えられ、ポイントの合計で1番多く点を獲得した作品が金賞に、次が銀賞に、その次が銅賞に選ばれる基本ルールです。ただし接戦の場合、あるいはダントツで高得点を獲得してもその作品にポイントを入れない審査員がいた場合は、協議や決戦投票が行われることに。公開審査というガラス張りの環境下、多数決で機械的に順位を決めるのではなく、時間がかかっても審査員全員が納得した作品を選出しようというのが札幌ADCの大きな特徴なのです。接戦が多かった今回は、例年にも増して議論や再投票が丹念に繰り返され、金・銀・銅賞を決めていきました。
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Text: Naomi Wakahara / photo: Kazuki Murata, Daisuke Takada, Manami Inoue, Ryo Ueda